偉人発掘シリーズ

楠木正行は父の遺戒に従って幕府軍と生涯死闘を続ける運命を背負っていたが、戦死したので、その宿命は正儀に受け継がれた。正儀は青年期から戦争を続けていったが、突如、父の遺戒に背いて和平を目指した。

家康によって対馬に流刑となった禁制・不受不施派の祖の波乱万丈の生涯。

信長が仕切った浄土宗と法華宗の法論を中心に、叡山、本願寺など、信長と宗教の関係とその思想を解明する。

国家勢力に抗した仏教の諸相を概観して、将軍に熱鍋を被せられても信念を貫いた日親の精神を読み解く。

癩者を背負って市を往復して病院を作った慈悲の菩薩と称賛されている忍性は、別名・極楽寺良観として幕府を裏で操る悪逆の僧、と非難されている。どちらも真実だとすると?

父の真宗、島地大等、法華経、国柱会と、難解な賢治の宗教を、斉藤宗次郎、鈴木東蔵、松田甚次郎らと共にわかりやすく解説する。

明治から敗戦、安保まで、苛烈な時代を詳細な日記を記して生き抜いた日蓮主義の社会主義者。

共産主義はなぜ敗北したのか?非転向のプロレタリア詩人の壮絶な生涯。

深海のような絶望の暗闇の中で、自ら希望の灯を輝かせて生き抜いた歌人の感動の生涯。

辛酸をなめ尽くした果てに、正造は何を見たのか?

興隆する浄土教の巨大な壁を超えた時、青年日蓮に新たな地平が開かれた。

近代日本の哲学を建設した天才だが知名度がない、と司馬遼太郎が慨嘆した浄土真宗の哲学者。

「権力なき社会を」ー見果てぬ夢に生きたロシア無政府主義革命家の波乱万丈の生涯。

正成の活躍した時代から江戸、明治、昭和まで、歴史に戦慄的な影響を与えてきた正成像の変遷。

太平記の時代ー-苛烈な闘争の続いた時代を崇高な理想に生きた尊氏の実弟の生涯

高々と指針を掲げて青年たちを鼓舞して近代日本の青春期を駆け抜けていった明治の文豪。

無一文の寺男はかつて超エリートビジネスマンであった。しかし、過去を悔やむことなく明るく俳句に打ち込んでいった。山頭火と並ぶ自由律俳句の巨匠の生涯。

「文明批評家としての詩人になる」ー-困窮と病気の中でもひたすら文学の理想に生き抜いた啄木の生涯。